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12月 2016の記事一覧

コロニア10大ニュース=悲喜こもごもの2016年=五輪に罷免、コロニアも大忙し

 ついに迎えたリオ五輪、また9カ月を費やして決着を迎えたジウマ大統領弾劾。国内全体を揺るがす大イベントが立て続けに起こった今年、日系コロニアも悲喜交々だった。ラーモス平和資料館全焼やジャパンレール・パス問題など、思わず新聞を握り締めるような悲しい報道もあれば、60年越しの返還運動が実を結んだ旧サントス日本人学校全面返還、予想以上 ...

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第1位=大成功の五輪、不安はねのけ=日系も活躍、東京大会PRも

ロンドンに続くメダルを目指したキタダイ・フェリペ選手

 半年前に迎えた中南米大陸初の祭典。1位はやはり、リオでのオリンピック・パラリンピックだ。開幕前から工事遅延、治安、ジカ熱と不安が高まる報道が目立った。大統領弾劾が重なるような混迷期だったが、邦人被害を含め大きな事件、事故もなく無事に閉幕。ブラジル特有のホスピタリティで成功に導いた。  競技では移民が競技を普及、強化させた柔道と ...

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第2位=JRパス購入が来年3月まで=コロニアに広がる波紋

 11月11日、JRグループから「ジャパン・レール・パス(以下JRパス)」の利用資格変更についての発表があった。海外在住の日本国籍所有者に対する販売は来年3月31日まで。この変更内容に日系人は大反発した。  ブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル日本文化福祉協会は12月中にJRパス利用資格変更の再考・撤廃を求め嘆願書をJR各社 ...

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第3位=県連=創立から半世紀祝う=今まで一番と称賛相次ぐ日本祭

会場を練り歩く子供たちの太鼓行列

 3月31日に就任した山田康夫会長の新体制のもと、ブラジル日本都道府県人会連合会は『創立50周年記念式典』を8月7日、サンパウロ州議会で敢行した。延べ230人が集まり、半世紀を盛大に祝した。  日本海外移住家族連合会の会長を務めた故田中龍夫議員の地盤を継承し、県連と縁の深い河村建夫衆議を招聘するため、リオ五輪で来伯する同議員の予 ...

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第4位=熊本地震=1千万円以上を被災地に=熊本県人会ら恩返し届け

 4月に発生した熊本地震では、熊本県文化交流協会の呼びかけに多く支援が寄せられた。発災から2日後の同月16日、役員らが臨時理事会を開く。「今こそ母県の恩返しに」と、義援金の募集活動を始めた。  この呼びかけにコロニアも呼応。3団体などが窓口に募金箱を設置し、イベントの一部収益を寄付する団体、企業もあった。翌月には15万レアルの寄 ...

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第5位=60年越しの祈願、歓喜に沸く=サントスの旧日本人学校返還

 第2次大戦中に強制立ち退きを迫られ、連邦政府により接収されていた旧サントス日本人学校が今月、全面返還された。今月10日に行われたばかりの式典では、60年越しの祈願に、長年返還運動に携わってきた関係者ら約120人が歓喜に沸いた。  戦後52年にサントス日本人会が活動を再開し、初代会長の中井繁次郎さんらが長年にわたる返還運動を始め ...

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第6位=沖縄県人、実りある年に=創立90周年や世界大会で

前夜祭パレードで街道を練り歩くブラジル県人会関係者ら(ウチナープレス提供)

 6位に選んだのは、90周年を迎えた県人会などの沖縄関連。母県から55人の慶祝団を迎え9月に記念式典を行なった。記念事業として写真展や芸能公演も成功させた。  また県費留研OBによるうりずん会が、11月に第2回国際フォーラムを開催したほか、サンパウロ市ビラ・カロン支部も今年、創立60周年を迎えた。  10月には母県で第6回世界の ...

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第7位=日系歌手が大きな飛躍=デビューや凱旋に喜び

 当地からプロデビューを目指して旅立ち、日本での成功をつかみつつある日系人歌手の活躍も目立った。その筆頭は非日系の演歌歌手エドアルドさん(33)だ。10月に2作目を発表し各地の公演に汗。先日の日本有線大賞では見事、新人賞に輝いた。  また沖縄系四世の国吉メリッサちゃん(13)は7月、インターネット上での配信デビューを果たした。1 ...

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第8位=ラーメンブーム真っ盛り?=サンパウロ市内で3店舗が営業開始

 8位に選んだのはサンパウロ(聖)市内で続々と開店したラーメン業界から。専門店としてラーメン・アスー(プラッサ・ダ・アルボレ)、上々ラーメン(パライーゾ)、モモ・ラーメン(リベルダーデ=東洋街)が営業を開始した。  しかも、どの店も特色が異なる。アスーはトメアスー出身の日系人が、トゥクピーやジャンブーといったアマゾン素材を用いた ...

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第9位=ラーモス平和資料館が全焼=移住地も嘆き、再建は…

 9位にランクインしたのは、11月末に起きたラーモス平和資料館の全焼事故。サンタカタリーナ州フレイ・ロジェリオ市にある歴史的施設は事故後、骨組みしか残らない無残な姿になった。噴煙でのはち駆除が原因で、「来場者を安全に迎えるため行なったのに」と地元関係者も嘆く。  戦争や原爆に関する多くの展示物を失った一方、長崎市寄贈の平和の鐘だ ...

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