ラヴァ・ジャットを中心として、昨年は政治汚職に関する話題が連日のように伯字紙の紙面をにぎわせていたものだが、今年も早速、「クーニャ下院議長が提出した港湾法の修正案が、テメル副大統領の選挙キャンペーンの献金先に有利になるようになっていた」であるとか、「オデブレヒト社社長と幹部がやり取りしたメールの内容が明らかになり、ルーラ前大統領の商用関与に関する疑惑が強まった」などの報道がトップ扱いの記事の見出しで早速踊りはじめている。議会や最高裁が再開するのは2月からだが、そこを待たずして1月から早速スキャンダルには事欠かない予感。今年も波乱の年になるか。
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昨年の12月30日に未開の水域から遂に脱出したカンタレイラ水系。その後も降水は続き、4日午前現在で月間降水量は36・6ミリ、水位も1・9%まで上昇と悪くない。ただ、今週は、ここ2カ月にわたりサンパウロ州に多くの雨を降らせてきた南伯からの寒冷前線が一休みの状態で、今週末になるまで雨が降らない状態になるという。もう少し今のペースで水位が上がって欲しかったところだが、あまりに雨ばかり続くのでも気分は憂鬱か。バランスの良い天気が一番ではあるが。
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バス代の値上げが行われるということで、いよいよサンパウロ市民も、月極めビリェッテ・ウニコへの切り替えが必要となってくる時期のようだ。このビリェッテ・ウニコはSPトランスの公式サイトで登録するか、市内各地の営業所に直接、身分証明書と写真を持って行って作成するか、ということになる。導入したハダジ市長には嬉しい動きか。