7日、ジウマ大統領に、待望となる2人目の孫が誕生した。
ジウマ大統領には、前夫のカルロス・アラウージョ氏との間に、1人娘のパウラ・アラウージョさんがいる。パウラさんは既に、大統領にとっては1人目の孫となるガブリエルちゃん(5)を生んでいるが、今回、生まれた孫も男の子で、ギリェルメちゃんと名づけられた。
ギリェルメちゃんが生まれたのは、大統領の政治家としての地盤となった、南部のリオ・グランデ・ド・スル州の州都ポルト・アレグレだ。
ジウマ大統領は公務の関係もあり、誕生の場には居合わせなかった。実は、今回の出産は昨年の年末に予想されていて、大統領はそれにあわせてクリスマスから正月までを休暇にあて、ポルト・アレグレに赴いたが、誕生に立ち会うことはかなわず、元旦にブラジリアに戻っていた。
7日朝、午前7時11分に孫誕生との報告を受けた大統領は、朝食を取り、専用機でポルト・アレグレへ向かった。
病院にかけつけると、大統領は生まれたばかりのギリェルメちゃんを抱き上げ、記念撮影を行った。この写真は早速、自身のフェイスブックにあげられ、1日で25万人以上の「いいね」を獲得した。
ジウマ大統領は現在、経済的にブラジル史上でも最悪の部類だった2015年を終え、議会内で進行中の大統領罷免の動きをなんとしてでも阻止しようと懸命になっているが、孫の誕生で奮い立つことができるかも注目されるところだ。(7日付G1サイトなどより)