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力行会、餅つきと忘年会=60人参加し舌鼓を打つ

見事な音を立てて餅をつく森さん

見事な音を立てて餅をつく森さん

 ブラジル力行会(岡崎祐三会長)は昨年12月27日、サンパウロ市の同会館で餅つき大会と忘年会を開催した。参加した約60人がつきたての餅に舌鼓を打った。
 同会の餅はその美味しさが評判を呼び、毎年のように注文数が増え、近年は100キロ以上の餅を作ることも多いという。今年も130キロのもち米を使用した。
 会員らは朝6時から集合し、同会館の中庭で交代で杵を振るう。パステルやカイピリーニャが振舞われ、和気あいあいと餅つきが続けられた。
 87歳という高齢にも関わらず一番景気の良い音を出して餅をついた森三樹さん(二世)は、「コツがあってね、力は必要ないんだ。昔は実家の木の臼でついてたよ」と息も切らさずに答えた。
 つき上がった餅は、婦人部メンバーが一つ一つ手で丸めていく。あちこちから「うちはレジストロの良いお米を使ってるし、混ぜ物が無いからおいしいの」という誇らしげな声が聞こえた。
 親子3世代で参加した永田建也さん(44、二世)は、「祖父の代から力行会との関わりは深い。餅つきは子供に日本文化を伝える良い機会」と笑顔を見せた。
 午後2時前から忘年会が開かれ、テーブルに黒ゴマや納豆、きな粉、あんこ、大根おろしで味付けした餅、豚汁、マンジューバの南蛮漬けなどが並び、参加者は賑やかに食事を楽しんだ。挨拶に立った岡崎会長は「皆さんの2016年が素晴らしい年になりますように」と呼びかけた。


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 力行会の餅つきでも婦人部の〃縁の下の力持ち〃ぶりに感心した。仕出し屋「はなより」で働く姉妹、福島清美さんと永井敦子さんを筆頭に、皆が根気良く餅を丸め料理を作る。餅つき後の忘年会で出された料理はどれも美味だったが、特に黒ゴマ餅とマンジューバの南蛮漬けが絶品。耳子も取材そっちのけで食事に夢中に…。ふと周りを見ると、ご婦人方の姿がいなくなっていた。厨房で餅を丸めてパックに詰める作業を再開していたのだ。結局午後3時半までかかったとか。おいしいものにかかる手間がよく分かりました。皆さん、本当にお疲れさま。