先週は晴れた1週間になったが、サンパウロ州は9日からまたも雨模様に。9日は東部中心に各地で冠水が起き、アリカンドゥーヴァ川では氾濫によって人が流され、11日も行方を捜索中だ。CPTMも、9日夕方から夜にかけ7、8、11、12号線が一時運転を見合わせた。この雨で各水系の降水量は11日午前9時現在、アウト・チエテ水系で早くも130ミリに達したのをはじめ、他水系も軒並み100ミリ前後。出遅れたカンタレイラも61ミリとなった。雨は11日も続き、予報では、今週は毎日のように強めの雨が降るという。水不足解消に向けては嬉しいが、水害にはくれぐれもご注意を。
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日曜日に歩行者天国が実施されて数カ月経つサンパウロ市パウリスタ大通りに、新たな話題が登場している。それは、電動の車輪の両側に足をかけ、足や体の動きだけでバランスを取り、前に進む「電動一輪車」だ。腰掛式の手動一輪車より簡単で、スピードも楽しめる。既に10代から大人までが楽しんでおり、同大通りの名物になりそうだ。ハダジ市長には嬉しいだろうが、からかいのネタで使われる可能性もありか。
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昨年11月にサンパウロ州マイリンケでヘリコプターを盗んだ強盗犯の1人が、8日にバイア州で逮捕された。この強盗は犯行当日、サンタクロースに扮してサンパウロ市カンポ・デ・マルテ空港に行き、「ソロカバでチャリティのプレゼントを配る」と話してヘリを借りると、マイリンケで犯行を宣言。強制着陸後、仲間3人と共に操縦士を縛りあげて逃走していた。7日には逃走時にヘリを操縦した操縦士も逮捕された。