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12月より断水時間短縮=降雨量増で若干の余裕

 サンパウロ州水道公社(Sabesp)は、降雨量が増え、貯水池の水位が回復傾向にある中、多くの地域の断水時間を短縮したと13日付エスタード紙が報じた。
 同公社のサイトによると、15年初頭は平均15時間に及んだ断水は平均8時間に短縮された。
 以前は午後1時から始まっていた断水も、今では水使用量の減る夜の時間帯、午後8時または10時からの開始となっている。大半の地域では、水の供給は、使用量が増える午前6時より前、未明の内に戻る。
 南部のクルシーノ区、最南端のマルシラック区は例外で、未だに12時間断水している。
 Sabespによると、断水時間の減少はカンタレイラ水系の貯水量が〃未開の水域〃を脱し、大サンパウロ市圏に水を供給している六つの水系の貯水率も50%以上回復した、昨年12月18日から始まったという。
 この給水時間の変化は市民達も実感している。サンパウロ市南部ヴィラ・ソニア区に住む公務員のアンドレア・ソアレスさん(45)は、「以前は水が止まる前にシャワーを浴びたくて、就業時間を変えてもらったりしたけど、今は元通りに戻ったみたい」と語る。近所の年金生活者ルルデス・モラエスさん(65)も、「以前は夜は水が出たり出なかったり。12月以降はそれもなくなった」と安堵する。
 断水時間の減少は良い知らせだが、引き続き慎重な水の使用を続ける必要があると強調するのは、衛生と水理の専門家でマッケンジー大学教授のアントニオ・ジアンサンチ氏だ。同氏は「状況はとても良くなったが、節水意識は大切だ。確かに今は雨がよく降るが、2200万人が住む地域だけに、水の確保は今後も大きな課題となる。水は豊富にあるという考え方は根本から変える必要がある」と語っている。

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