ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | カーニバル=地方では不景気が水差すも=主要都市のエスコーラのパレードは敢行
カーニバル開幕イベントで演奏するサンビスタ達(Tania Rego/Agencia Brasil)
カーニバル開幕イベントで演奏するサンビスタ達(Tania Rego/Agencia Brasil)

カーニバル=地方では不景気が水差すも=主要都市のエスコーラのパレードは敢行

 暦の上でのカーニバルは2月9日だが、多くの町では既にブロッコと呼ばれるグループの行進が始まり、2月5日から灰の水曜日の10日正午にかけて、サンボドロモでの行進などの公式イベントが開催される。
 5日の金曜日から公式イベントが始まるのはレシフェ、サルバドール、サンパウロなどだ。
 ペルナンブコ州レシフェ市では毎年15万人以上が参加するマルコ・ゼロ公園での公式イベントが、5日午後6時から10日朝まで予定されている。世界最大とされるブロッコの「ガロ・ダ・マドルガーダ」登場は6日だ。詳細はhttps://confiramais.com.br/Programacao-Carnaval-Recife-2016.pdfで。
 巨大人形の行進で有名な同州オリンダ市では、マラカトゥの演奏と共に先祖への敬意を示して黙祷の時を持つノイテ・パラ・オス・シレンシオーゾス(1日夜8時)を皮切りに、6日夜12時から7日未明に行われ、花火や紙ふぶきと共に同市カーニバルの象徴でもある不思議な人形が繰り出すオーメン・ダ・メイア・ノイテ(同市最初のカーニバル公式行事)などが計画されている。男性共に処女を装うブロッコ・ダス・ヴィルジェンスは7日朝9時から、巨大人形の行進は8日と9日の朝10時からなど。最後は、10日朝10時からのブロッコ・バカリャウ・.ド・バタタが締めくくる。
 バイア州サルバドール市のカーニバルは、アフリカ人の子孫達が継承するリズムに乗ったアシェなどで知られ、三つの大きなブロッコやイヴェッテ・サンガロらのショーなど、盛り沢山だ。
 豪華絢爛なカーニバルで国際的にも知られるリオデジャネイロ市では、1月16日にブロッコの行進が始まり、熱気が高まっている。今年は505のブロッコが市内を練り歩く。
 サプカイーでの行進は、アセッソのグループ14組が5、6日の夜9時、スペシャルグループ12組は7、8日の夜9時に各々スタート。上位入賞チーム6組の行進は13日夜9時からだ。
 サンパウロ市のカーニバルも華やかさなどで知られ、ブロッコやサンバスクールの行進を楽しめる。サンボドロモでは、スペシャルグループ14組が5日夜10時からと6日夜10時半からに別れて行進を行う。アセッソ9組は7日夜9時から行進。アセッソの上位2組とスペシャルグループ上位5組の行進は12日夜10時から始まる。
 ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市の公式イベントは2月からだが、ここでもブロッコの行進は始まっている。同市のイベントは大半が無料で、ジョルジ・ベン・ジョルのショーなどが予定されている。
 同州では、アバエテーやオウロ・プレット、ポンペウなどのカーニバルも有名だ。
 セアラ州フォルタレーザ市でのカーニバルは2007年以降、ブロッコやショーの数が増えてきている。8~9日に開催されるイベントの主要会場は、イラセマ海岸とドミンゴス・オリンピコ大通り、バール・ダ・モッシーニャ、フェレイラ広場の4カ所。同州では、アキラズ市で開催される「ドゥーナス港のカーニバル」も有名だ。
 景気後退などで、カーニバルの行事が中止された町もあるが、前記以外にも多くの町で様々な行事が予定されている。各種の情報はconfiramais.com.br/carnaval-brasil-programacao-data-atracoes/その他のサイトなどを参照に。