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68歳女性18日に死亡=サントス港の火災が原因で

 【既報関連】サンパウロ州海岸部グアルジャー市で14日に起きた、サントス港の貨物集積所での薬品コンテナの火災事故で犠牲者が出たと19日付G1サイトが報じた。
 亡くなったのは、グアルジャー市ヴィセンテ・デ・カルヴァーリョ地区住民のレイア・マガリャンエスさん(68)だ。レイアさんは事故当日、有毒ガスを吸い、息苦しさや吐き気、嘔吐に苦しんだ。息子の一人が自分の住むサンパウロ州ジュンジアイ市の病院に運び、加療後に自宅に引き取ったが、症状は収まらず、18日に再び病院に連れて行ったが、亡くなった。
 医師の診断書には死亡原因は14日の火災発生時に有毒ガスを吸引した事と明記されており、息子がジュンジアイ市の警察に被害届を提出した。レイアさんの遺体はグアルジャー市に運ばれ、19日朝、市立ヴィセンテ・デ・カルヴァーリョ墓地に埋葬された。
 14日の火災は37時間後に鎮火したが、消防士ら26人も有毒ガス吸引で諸症状を呈した。環境浄化技術公社などは現在も、事故の原因や発生したガスの種類特定などの作業を継続している。
 この火災では、喘息持ちの72歳女性もガスを吸い、入院加療中だ。