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ロンドリーナでまた地震=1カ月余りで11回の揺れ

 サンパウロ総合大学(USP)地震研究センターが、パラナ州北部のロンドリーナ市で21日午後、マグニチュード(M)1・8の地震が観測された事を明らかにした。今回の地震は、15年12月14日以降、11回目の地震となる。
 21日の地震は、同市の裁判所職員や市議会職員らを驚かせた。同裁判所では22日に建物内部の点検が行われたが、何の異常も報告されていないようだ。
 地震研究センターは、12月14日と1月1日の揺れの後、同市市内に地震観測計4機を設置。1月10~12日にはM1・1~1・7の揺れが8回観測された。
 同市東部ジャルジン・カリフォルニア区の住民は、今回の地震でますます懸念を深めており、地震後には一部住民による抗議行動も起きた。
 一連の地震はパラナ州水道公社のパイプ設置後に起き始めており、人為的な原因か、自然発生のものかが取り沙汰されている。USPと共同で研究を進めているパラナ州立ロンドリーナ大学のジョアン・パウロ・ピネーゼ教授は、岩盤の揺れが原因と見ているが、何らかの人的行為の影響である可能性も完全には排除していない。(22日付G1サイトより)