27日午後、大雨に見舞われたサンパウロ市では四つの小川が溢れ、街路樹が倒れた上、コンゴーニャス空港では屋根が破損。北部トレメンベ区では午後6時頃、送水管が破裂して、地域一帯が水浸しになり、孤立した市民も出たと28日付伯字紙が報じた。
サンパウロ市非常事態管理センター(CGE)によると、27日のサンパウロ市の雨量は今年最大の39・3ミリで、1月の平均雨量の15%に達した。
雨は午後2時頃から降り始め、市内全域に拡がった。国立気象観測所の気象予報士フランコ・ヴィレラ氏は「夏につきものの(にわか)雨だが、普段より強烈だった」と語る。
この雨で、午後2時には30度だった市内の気温は、降り始めて2時間後には20度になった。
コンゴーニャス空港では屋根の破損で雨漏りが発生し、搭乗口の変更も余儀なくされたが、利用客、空港職員に怪我はなかった。
5月23日大通りでは街路樹が車とヴァンの上に倒れ、同大通りの3車線は、午後全体にわたり通行不能になった。