日系5団体の一つで、日本文化交流の促進を目的にする日伯文化連盟(アリアンサ)が今年、創立60周年を迎えた。記念式典が創立日である11月17日に行われるほか、いくつかの記念事業を計画している。
現在進行中の主な事業としては、新校舎ピニェイロス校(Centro Cultural Pinheiros)の建設だ。750平米の敷地に、100人が収容可能な講堂、本格的な日本料理教室のためのキッチンを完備する二階建て。三味線や尺八といった、邦楽器などの文化教室の開講も予定している。
現在使用中のヴェルゲイロ本校と文協ビル6階では計1500人の生徒を抱えるが、これにより2000人にまで伸びることが予想される。
元々ピニェイロス地区にあった校舎の建て替えから始まり、現在は外装の基礎工事がほぼ終了。これから内装に取り掛かる。11月の式典は新校舎で行う構想があり、これまで実費でまかなってきたが、これからは企業からの寄付を募りつつ建設を進める。
また60年の歴史をまとめた書籍の出版計画も進行中で、題名は未定だが、日ポ両語になる予定。同じく11月までの出版を目指している。
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