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小頭症として生まれた女性の勇気=自らのハンディ克服の営みを語る

 今のようにジカ熱と小頭症の関連が取りざたされる前、南マット・グロッソ州都カンポ・グランデに住む一人の少女が、小頭症のハンディと必死に戦っていた。
 当時の少女、アナ・カロリーナ・ジアス・カセレスさん(24)は成長し、15年12月に大学のジャーナリズム学科を修めた。今は無償で元小頭症患者の声を届ける役を果たしている。
 「小頭症の子供には強い潜在力があり、世間の人が思っても見なかった形で周りの人を驚かせる例が沢山ある。私もその実例よ。だから、小頭症の子供も他の子供と同じようにこの世に生まれ、大切にされる権利があると訴えているの」と彼女はブログの中で語った。
 彼女は1月末、最高裁に提出された小頭症の胎児中絶を法律で認めて欲しいとの訴え(ブラジルでは中絶は違法)を、インターネット上で批判し、反響を呼んだ。
 「私はもうすぐ25歳になるが、生まれたときからこの病気と付き合っている。完治する事はない。でもお腹の子供が小頭症だからというだけで中絶するのは良くない」と書き込んだ。
 彼女は自分が生まれたとき、「この子の頭骸骨は平均より小さい。(小頭症だから)おそらく長くは生きられない」と医師が両親に語ったと明かし、「それがどうしたって言うの? 今こうして生きているのに。今出てきている『小頭症の子はおろせ』なんて意見には憤りを感じる」と続けた。
 アナ・カロリーナさんは、自分の人生や他の多くの小頭症の子の人生を本にまとめた。だが、彼女には悪者探しをするつもりはさらさらない。
 「小頭症の子を持つお母さんや小頭症の子供達が前を向いて生きていけるよう、これまで生きて学んできたことすべてを伝えることが私に課された使命」と最後に力強く語った。(2日付エスタード紙より)

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