3日、ブラジルの主要空港12カ所で航空会社職員のストが決行され、空の便に大きな乱れが出たと、3日付G1サイトなどが報じている。
ストが敢行されたのは午前6時から8時の2時間ほどで、サンパウロ州3空港、リオ州2空港、ブラジリア、ポルト・アレグレ、レシフェなど全国の12空港に及んだ。スト参加者は機内勤務者と地上勤務者の両組合の70%とされ、正副パイロットや客室乗務員、チェック・イン・カウンターの受付係や荷物受取所職員らが空港ロビーに集まった。
空港インフラ業務公社(Infraero)の発表によると、15時までに便全体の32・4%で遅れが発生し、15・9%にあたる198便がキャンセルになった。
組合員たちは、11%の賃上げ要求を行っており、2月と6月にそれぞれ5・5%ずつの値上げを求めているという。
これからはカーニバルの季節に本格的に突入するため、同期間中のストを気にする利用客も多いが、空港側と組合の合意で同期間中のストは回避された。賃上げ調整で合意が成立しなければ、次回のストは12日以降に行われる予定だ。