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ネイマール西国法廷で証言=「息子はプレーするだけ」と父

 13年のサントスFCからFCバルセロナへの移籍時に不正があったとされる件で、サッカーブラジル代表FWのネイマールとその父親が、現地時間の2日にスペイン裁判所に出廷したと3日付伯字各紙が報じている。
 ネイマールの権利の4割を所有していたブラジルの投資ファンドDISが、13年の移籍時にバルセロナから受け取るべき金額をはるかに下回る金額しか受け取っていないとして訴訟が起こされた。
 ネイマール権利会社を運営する父は法廷で、「息子はサッカーをする事以外の事は何も知らない」と、事件への関わりを否定した。
 ネイマールは父親に先立って、検察官と自らの弁護士、FCバルセロナの弁護士からの質問に答えたが、DISの弁護士への回答は拒否した。
 DISはネイマール側とFCバルセロナが結託し、移籍金を実際の金額より少なく公表、差額をネイマール側に支払ったとし、不利益を被ったとしている。
 またFCバルセロナよりも良い条件の移籍オファーがあったのに、ネイマールがFCバルセロナ移籍に固執したのは、ネイマール本人もFCバルセロナとの密約を知っていたからだと、サントスFCも証言した。
 ネイマール権利会社の共同経営者でもあるネイマールの母は来月、サントスFC元会長2人、現サントスFC会長と共にブラジルで喚問を受ける。