40年の歴史を誇るサンパウロ市屈指の有名日本食レストラン「新鳥」が閉店になったと2日付フォーリャ紙、3日付エスタード紙の各電子版が相次いで報じた。
1975年に「サントリーレストラン」として開店したが、同店網の当地撤退決定を受け、新経営陣が05年に「新鳥」に改名して続けてきた。
1800平米の日本式の建築で、日本庭園もある高級料亭として、日本からの来賓はもちろん、ブラジル人客も多く訪れ、様々な会食の場として利用されてきた。
最後の食事が提供されたのは昨年12月23日の夕食。以来、新年になっても閉鎖されたままだった。フォーリャ紙は《よくある経済的問題ではなく、閉店の理由は不動産的圧力の可能性がある》と地価高騰による土地転売を示唆している。
同店共同経営者の一人、佐伯ナンシーさんはエスタード紙に答え、《共営者たちは別の場所にもう少し小さなレストランを開くことを検討している》と語っている。
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