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 甘利経済再生相の金銭授受問題を取り上げた1月30日付「樹海」の注目度は高く、弊紙サイトでもアクセスが多い。耳子の取材先でも「ブラジルに比べて、わずかな額で一国の大臣が辞任しなければならないとは…」という声もよく聞く。事件の善悪はともかく、国益から見れば、TPPが大詰めを迎えるタイミングで担当者が辞めることは、百害あって一理無し。交渉相手の米フロマン代表にとっては好都合だろうが。ブラジルにいるからこそ余計はっきり見えるこの構図に、歯がゆさも倍増だ。