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デングとチクングニア、ジカに同時感染=コロンビアで49歳の男性

 コロンビア北部で、高熱と結膜炎、発疹などを訴えて病院の扉を叩いた49歳男性が、デング熱とチクングニア熱、ジカ熱に同時感染していた事が確認された。
 男性は頻繁に旅行しており、異なる地点で3種のウイルスに感染したと見られている。
 男性が3種のウイルスに感染している事は抗体検査で確認された。専門家の中には、抗体検査だけではデング熱とチクングニア熱、ジカ熱を区別する事は難しいと疑問を呈する人もいたが、男性を診察した医師達は、遺伝子の検査も行ったから間違いないとしている。
 この男性には喉の赤みや足のむくみも見られたが、投薬を受けただけで入院はしていない。医師達は、この男性の場合は重篤な症状を見せずにすんだが、複数のウイルスに同時感染した場合の反応は個々人によって違うため、注意が必要だとしている。
 同国やブラジルなど、ネッタイシマカが媒介する四つの病気の内、予防接種で抑制されている黄熱病以外の三つの病気が流行している地域に旅行する人は今後、一層の注意が求められる。(4日付G1サイトより)