日産による日本館での文化展示会がかなり盛況だ。1月21日の開幕から25日のサンパウロ市誕生日までに、なんと3千人が訪れたと聞いた。日系人はもちろん、ブラジル人にも大好評という。
これは中島工務店による修繕作業を、大手メディアが紹介した影響が大きい。グローボのリポーターが熱心に取材し一気に知名度が増した。ブームのきっかけは、どこにあるか分からない。
昨年末の文協評議会で「史料館、日本館、国士舘の黒字化」を事業方針として上げていた。しかし、毎年のことながら具体的な打開策はなく、疑問を感じていたところだった。工務店プラス日産で、財政上「お荷物」だった日本館が、一時的とはいえ〃金のなる木〃になった。
国士舘でもブラジルメディアの関心を引くものがきっとあるはず。何かをウリに出来ないか、次の評議員会までにアイデアをしぼり出してみては?(祐)
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