強盗に自宅侵入されたサンパウロ市市議とその息子が、強盗を殺害する事件が6日未明に起きた。7日付伯字紙が報じている。
サロモン・ペレイラサンパウロ市市議(65)は6日未明、妻と共に北部アニェンビでサンパウロ市カーニバルを鑑賞した後、西部ブタンタンの自宅に戻ったが、車を車庫に入れようとしたとき、2人組の強盗に襲われた。
強盗は家に侵入すると、2人の息子たちを起こし、夫婦の部屋に4人を集め、盗んでいくものを物色しはじめた。
だが、息子のうちの1人が、強盗のうちの片方だけが武装していることに気づいた。銃を持った男が背中を向けたのを見た息子がその男の顔を殴ったため、その衝撃で銃が床に落ちた。
それを拾ったサロモン氏が強盗たちに3発発砲し、その1発が強盗の胸に命中し、即死した。また、もう一人の強盗は、殴りかかった方でない方の息子と取っ組み合いとなり、その際、首を絞められて死亡した。
サロモン氏と2人の息子は警察に連行されたが、すぐに釈放された。警察は今回の事件を正当防衛と見て調査を行っている。
サロモン氏の秘書によると、同氏の体調は良好だが、今回の事件で精神的に強いショックを受けているという。
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