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米五輪委に拡がるジカ熱への懸念=同国五輪委が情報共有を約束

 リオ五輪・パラリンピック本番まで半年を切り、ブラジルに蔓延するジカ熱(ジカウイルス)は依然世界中の不安の種となっている。10日、米国は代表選手たちに対しジカ熱に関する情報を伝え、またその脅威に対して備えるための方策を発表した。
 USAトゥデイ紙によると、米国五輪委(USOC)は、大会期間中に生じるであろう、選手や役員の不安や体調不良の訴えに対応するため、伝染病の専門家を少なくとも2人派遣すると発表した。
 USOCの最高経営責任者(CEO)であるスコット・ブラックナン氏は、「我が国代表選手団はジカ熱を強く心配しており、USCOは彼らに全ての情報共有を保証する事を望んでいる。これからも継続して、アメリカの疾病予防管理センター(CDC)からの情報を選手やスタッフに伝えていく」と語った。
 同氏は、五輪前に不安を抱えている選手にはいつでも相談にのると繰り返し述べた。ジカ熱は小頭症との関連が疑われるなど、女性選手の方が懸念材料が多いため、契約する伝染病専門医2人の内の1人は女性になる。実際に、女子サッカー代表のゴール・キーパー、ホープ・ソロは今週、「もし大会が今日から始まるなら、参加しないだろう」と表明している。
 ブラックナンCEOは「まだ開幕まで半年ある。この間に事の重要性を理解し、知識を深める事を望んでいる」と語った。(11日付グローボ・エスポルテより)