10月のリオ市長選挙への出馬が有力視されるペドロ・パウロ・カルヴァーリョ氏(民主運動党・PMDB)に対し、連邦検察庁が前夫人に対する家庭内暴力で調査を求めていると13日付伯字紙が報じている。
カルヴァーリョ氏は休職中の下議で、現在はリオ市の総務局長だ。同氏は、市民の支持率が高く、2年後には大統領選出馬も噂されるエドゥアルド・パエス現市長(PMDB)の肝いりの後任として早くから注目されていた。
だが、昨年11月、カルヴァーリョ氏が08年と10年に、当時の夫人のアレッシャンドラ・マルコンデスさんに対し、家庭内暴力を働いたことが報じられた。特に10年は、歯を折られ、血腫も負った夫人が離婚する騒ぎになった。
この報道の後、カルヴァーリョ氏はアレッシャンドラさんと共同で記者会見を行い、「報道は大げさなものだ」として事態を否定していた。
だが、事態を重く見た州検察局が、検察庁を通し、この件の調査開始許可を裁判所に求めた。捜査開始請求はカルヴァーリョ氏が休職中ながら下議であるため、最高裁に回された。同件の担当はルイス・フクス判事だ。