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サンパウロ市南部=高架橋下でトラック衝突=火災発生橋の取り壊しも
13日朝、サンパウロ市南部のバンデイランテス(B)大通りでトラック2台が衝突、炎上した事故を受け、サンパウロ市防災局がサントアマーロ(SA)高架橋を無期限で通行止めとしたと14、15日付伯字各紙が報じた。
13日朝6時ごろ、SA高架橋下の真下にある、B大通りイミグランテス高速道路方面行きからSA大通りへ入る地点の信号で、砂糖を搭載したトラックと燃料を積んだタンクローリー車が衝突、炎上した。この事故で、SA高架橋も一時、炎に包まれた。
火は約20分後に消しとめられたが、SA高架橋とB大通りは終日、両側車線共に通行止めになり、14日には、サンパウロ市交通機関公社(SPTans)とサンパウロ市交通工学社(CET)が、SA高架橋を走る25のバス路線のルートを変更した。
なお、爆発、炎上でダメージを受けたSA高架橋解体の可能性も否定されていない。同14日にはサンパウロ市の都市インフラ・工事局職員が橋の支柱の状態を検分後、SA高架橋下に、B大通りの中央の両側各1車線を使い、橋の構造を支えるための支柱を建てた。
14日はサンパウロ市雇用の職員が現場付近の清掃と火災時に空いた道路の穴を塞ぐ工事を行った。タンクローリーとトラックは14日の内に撤去され、B大通りの車の通行は15日朝から、各方面1車線を除き再開された。
SA高架橋は近日中に出る報告書の内容によって、取り壊しも含めた最善策が練られる。同高架橋の車両の通行は無期限で禁じられ、人の行き来だけが認められている。