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 群馬県の上毛新聞10日付け電子版によると、同県「ブラジル・タウン」として知られる大泉町の「2015年末時点の外国人住民国籍数は54カ国に上り、外国人流入のきっかけとなった1990年の改正入管難民法施行以降、最多となった」、また「最大勢力のブラジル人は、97年に外国人全体の8割近くを占めたが、徐々に割合が低下。近年は09年以降下落続きで、15年末は59・9%」とある。記事は教育にも言及しており、ポ、西語以外の言語話者の子ども達への支援に課題があるという。これまで支援NPO等が活躍してきた同町だが、多国籍化にともない課題が複雑化している。人口約4万人の小さな町が多国籍化の大波に直面――そんな現場の悲鳴が聞こえてきそうな記事だ。
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 ニッケイ新聞のフェイスブックにサンパウロ市カーニバルの写真を100枚以上、2回に分けて投稿したところ、普段の記事が見られる回数よりも10倍以上閲覧数が多かった。「日本のサンバ愛好者がよく見ている」という噂は聞いていたが、これほど反応があるのは珍しい。普及著しいインターネットができる携帯電話が写真を見やすい作りになっているのも、閲覧数増加の一因かもしれない。まあ、若い女性が胸を露にした写真もあったので、その〃ご利益〃かもしれないが。