ジャノー=「クーニャは極めて攻撃的」=最高裁に告発受理求め=さらに続く検察庁長官の請求=下院議長は抵抗試みるも
連邦検察庁のロドリゴ・ジャノー長官が1月末に最高裁に提出した書類の中で、エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)を「凶暴で報復したがる傾向がある」と評していたことが16日に明らかとなった。17日付伯字紙が報じている。
ジャノー長官の見解は、同長官が昨年8月、クーニャ議長がペトロブラスとの石油採掘船の契約で500万ドルの賄賂を受け取ったとして、収賄と資金洗浄の容疑で起訴した後、同議長の弁護士団が、起訴の基となったロビイストのジュリオ・カマルゴ被告の報奨付供述を無効とし、同議長への起訴を取り下げさせようとしたことへの返答として表明された。
ジャノー長官はカマルゴ被告の供述の有効性を弁護するため、クーニャ氏は「極めて攻撃的で、意にそぐわないことをする相手に報復を図りたがる」と評し、弁護士団からの要求を退け、起訴状の内容をそのまま受理するよう求めた。同長官によると、カマルゴ被告は当初、報復が怖くてクーニャ氏に関する発言を避けていたが、後になって贈賄を認めたという。
ラヴァ・ジャット作戦に関与した議員たちへの起訴はテオリ・ザヴァスキ判事が受け付けており、クーニャ議長に対する告発を本会議で審理するか否かの判断は、2月中に行われる見込みだ(一般の議員に対する審理は最高裁判事5人による小法廷で行われるが、上下両院議長の審理は判事11人による本会議で扱う)。
クーニャ議長は16日、ジャノー長官が同氏の議長解任を求めている件で、最高裁から正式な通達を受けた。同議長には弁明のため、10日間の猶予が与えられた。
一方、ジャノー長官は同日、スイスの銀行にある、実質的な受取人はクーニャ議長とその家族とされる秘密口座の捜査は、情報を公開して行うべきとの意見書をザヴァスキ判事に再送した。同判事は昨年10月に、口座に関する捜査は秘密裏にとの同議長からの要請を拒否している。
一方のクーニャ議長は最高裁に複数の異議申し立てを行い、倫理委員会や憲政委員会での自己弁護のため、自分に対する審理を中断するよう求めた。クーニャ氏はそれ以前にも、自分は大統領や副大統領が不在の時の政治代行者という重要な職務ゆえに罪の容疑が適用されないはずだと訴えていたが、ジャノー長官は改めて、独創的な弁護術だが、論理からは外れていると批判した。
クーニャ氏の議席剥奪問題は下院倫理委員会も審議中で、委員会は「審議続行」を決めたが、休暇中にラヴァ・ジャット作戦で疑惑を持たれているクーニャ派議員が「審議継続」を主張した報告官の報告内容再考請求を提出して同議長が承認、審議中断を図るという動きも起こっている。