3月27日の復活祭(イースター、ポルトガル語ではパスコア)を前に、農務省関係者らが、フェイラ(青空市)やスーパーで魚の調査を始めた。
といっても、この時期の調査は、魚の鮮度や保管状態の調査ではない。復活祭前は、肉類を避けて魚を食べる人が増えるため、フェイラなどで売られている魚が本物か否かを調べているのだ。
魚の消費量が一年で最も増える時期だけに、リングワード(ヒラメ)などの高級魚と偽り、もっと安い魚を売りつける例も後を絶たない。店頭の商品のDNAを調べ、本物かどうかを判定するのだが、結果が出るには30日程度かかるという。
昨年の場合、復活祭前に調査した魚の23%は別の種類の魚だった。魚の種類を偽って販売しようとした業者には罰金が科せられ、商品を没収される。
監視員達は、高級魚の名前が書かれているのにやけに安いという時は、掘り出し物と喜ぶより、偽物をつかまされているのではと疑うべきだとアドバイスしている。(19日付G1サイトより)