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ジカ対策=大統領が小学校を訪問=児童達に蚊対策を授業

アルフレッド・ヴィアンナ軍警校で児童達に授業をするジウマ大統領(Roberto Stuckert Filho/PR)

アルフレッド・ヴィアンナ軍警校で児童達に授業をするジウマ大統領(Roberto Stuckert Filho/PR)

 【既報関連】19日、連邦政府はネッタイシマカ(A蚊、学名より)対策として、全国各地の学校に閣僚などを派遣し、子供達への蚊対策の啓発活動を行ったと19日付G1サイトが報じた。
 ジウマ大統領はバイーア州ジュアゼイロのアルフレッド・ヴィアンナ軍警校を訪問し、蚊の繁殖に繋がる水溜りなどをなくすことの重要性とA蚊が媒介するジカ熱と小頭症の関係について、約50分話し、A蚊の繁殖場所の3分の2は家庭内で見つかっているから、各世帯が蚊の発生源をなくすために努力する事が大切だと強調した。
 大統領は続けて、蚊は汗や人間の臭いを好むから、妊婦は特に、長袖を着て蚊の攻撃を避けるべきとした上、「週15分でいいから家の中で蚊が湧きそうな所がないか探し、お父さん、お母さんを手伝って」と語った。
 大統領は政府のモットーの「蚊は国家より強くない」を紹介し、「皆が一致団結して蚊の繁殖を抑えれば、蚊は死に絶え、これ以上刺してこない」と語った。
 大統領は女子生徒からの「政府はこれまでどんな事をしてきたか」との質問に各戸訪問で啓発活動を行い、米国とジカウイルスのワクチン開発で協定を結んだと答えた。
 この日は大統領の他、全31閣僚中、27閣僚も全国の学校を訪問しA蚊繁殖を抑える方法を子供達に伝えた。