ブラジル東京農大会(沖眞一会長)が5日、同会館(Rua Dona Cesaria Fagundes, 235, Saude)で東京農工大学院の藤井義晴教授を招いて『薬草講演会』を行なう。午前9時から正午まで、入場無料。
主題は、雑草の生育を抑制する緑肥として利用さえる「ムクナ豆」について。藤井さんは同分野の研究で博士号を取得した第一人者だ。当地では有機農法の土壌改良に広く普及している。
またその種子は、パーキンソン病の治療薬として注目されているという。脳内のドーパミン不足を引き起こす同病は、治療薬としてLドーパ製剤を用いるが、種子からは同等の成分が検出された。また、栄養価の高さから日本では健康食品としても販売されている。
案内のために来社した沖会長、長井邦夫実行委員は「農業関係者はもちろん、健康健康志向の人には興味深い内容になりそう。質疑応答の時間もとっています」と来場を呼びかけている。
問い合わせは同会(11・2275・0534)まで。