「南米でもっとも住み良い都市は?」。その問いのひとつの答が最近発表された。
これはニューヨークに本社を置く人事マネージメントのコンサルティング会社マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが、全世界230都市を対象に、生活水準の高さや快適さなどを基準にランク付けしたものだ。
全世界で1位に選ばれたのはオーストリアのウィーンで、2位以下はスイスのチューリッヒ、ニュージーランドのオークランド、ドイツのミュンヘンと続いている。上位は軒並み、ヨーロッパかオセアニアの都市だ。
残念ながら南米勢のランキングは低く、最も高くて78位。ラ米一に選ばれたのはウルグアイの首都、モンテ・ビデオで、同国は「ラテン・アメリカのスイス」と呼ばれていたこともある。
以下、南米勢で上位に入ったのは、アルゼンチンのブエノス・アイレス(93位)、チリのサンチアゴ(94位)で、100位入りしたのは3市だけだった。
ブラジル勢で最上位だったのは首都ブラジリアの106位で、リオが117位、サンパウロが121位、アマゾナス州の州都マナウスが125位だった。(25日付アゴラ紙より)