連邦国税庁は25日、15年の所得に基づく16年の個人所得税(IRPF)納税用プログラムの、インターネットでのダウンロードを解禁したと同日付G1サイトが報じた。
25日に解禁されたプログラムはパソコン用のもので、スマートフォンやタブレット用のプログラムは、3月1日から利用できる。
納税者は、プログラムをダウンロードし次第、必要事項を記入する事ができるが、国税局への送信は3月1日からだ。
また、〃オンライン〃として知られる方法で、国税庁ホームページに直接、デジタル証明書付きの確定申告をする事も出来るが、この方法を利用できるのは3月1日以降となる。各企業は今月末29日までに、各従業員に15年に支払った給与に関する証明書を発行、送付する必要がある。
「国税庁は常に、申告は一度で全て済ませるよう呼びかけている。還付金のある納税者の場合、申告に誤りがあったり、修正の必要があったりすると、還付金の受け取りが遅くなってしまう」と、国税庁所得税部門統括のジョアキン・アジール氏は語った。
今年の所得税申告の締め切りは4月29日で例年より1日早い。締め切り後に申告、もしくは申告を怠った場合は、最低165・74レアルの罰金が科される。国税局は総額2850万人からの申告を見込んでいる。
今年確定申告を行う必要があるのは、15年に2万8123・91レアル以上の課税対象所得があった人だ。また非課税所得が合計4万レアルあった人や、15年12月末日現在の資産が30万レアルを超える人、農業従事者で年間収入が14万619・55レアルを超えた人なども確定申告を行う必要がある。