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LJ=ハダジの12年サンパウロ市長選も対象か=UTC元理事が供述で言及

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の報奨付供述者が、フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長(労働者党・PT)の12年のサンパウロ市市長選についての疑惑に言及していたことが明らかにされたと、25日付伯字紙が報じている。
 同件の情報は、連邦検察庁から要請を受けた連邦最高裁のセウソ・デ・メロ判事の指示でサンパウロ州選挙裁判所に回された。
 それによると、ハダジ市長のキャンペーンについて言及したのは、UTCエンジェニャリア元理事のバルミール・ピニェイロ被告で、12年のサンパウロ市市長選で、PTサンパウロ市支部に100万レアルの不正献金を行ったという。
 同被告によると、UTCがハダジ氏本人と話し合った際はバス専用道の建設の話などもしたというが、先の献金は、バス専用道の建設とは関係のない、選挙用の金として支払われたという。
 同被告は、現教育相で前官房長官のアロイージオ・メルカダンテ氏(PT)や、サンパウロ州上議のアロイージオ・ヌーネス氏(民主社会党)らに関する疑惑も口にしており、連邦検察庁や選挙検察は今後の捜査資料の一部とする意向だ。
 ピニェイロ被告は、ルーラ氏やジウマ氏の大統領選で疑惑の献金を行ったと証言したUTC社のリカルド・ペッソア被告の右腕的な存在として知られている。