13日にトラック2台の衝突・爆発事故が起きて損傷し、以降、通行止めになっていたサンパウロ市南部のサントアマーロ高架橋が25日午前、部分的かつ限定的なものであるものの通行を再開させた。同高架橋は6車線から構成されているが、この日は双方向1車線ずつ、計2車線を開放させた。ただし、通行が許可されたのは路線バスのみで、一般乗用車にはまだ開放されていない。前述の事故以来、同高架橋を走っていた25の路線のバスが進路の変更を余儀なくされたため、南部では様々な道路で長時間の渋滞が起きていた。同高架橋は鑑定の結果、当面は撤去しない方向になったが、復旧のめどは立たず、安全面も不安視される。
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サンパウロ州保安局の発表した最新データによると、今年1月にサンパウロ市で最も窃盗が多かった区はセントロのセーで618件を記録していたという。セントロはかねてから窃盗事件が多発するところとして知られ。上位5位までにはカンポス・エリーゼオスとパリ(3位と5位)も入っている。一方、殺人や強盗が目立つのが南部で、上位5位までの三つをジャルジン・ミルナなどが占めた。自動車の窃盗は西部のラッパやピニェイロス、自動車強盗はサンマテウスなど東部で目だっている。
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サンパウロ市では24日午後も強い雨が降った。カンタレイラ水系の25日午前9時現在の月間降水量は209ミリとなり、月間平均を上回った。これでこの雨季は、昨年の11月、12月に続いて月間平均を上回ったことになり、水位も22・4%まで上昇。本格的な雨季はあと1月強位だが、水位はどこまで上昇するか。