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宝くじ当選者殺害される=容疑者は家賃滞納の店子

 サンパウロ州内陸部リメイラ市で25日、今月亡くなったアルレイ・ローザ・シルヴァさん(53)殺害の容疑で、シルヴァさんの店子(たなこ)だった理容師の男性が逮捕された。シルヴァさんは9年前、仲間と一緒にかけた数字選択式宝くじ「メガ・セナ」に当選し、1600万レアルを山分け、各人が100万レアル以上を獲得していた。
 シルヴァさんの遺体は今月17日にリメイラ市とモジ・ミリン市の境にある州道147号線に近い農道脇で見つかった。死因はまだ明らかにされていないが、外傷がなく、毒殺の可能性が疑われている。
 レナト・バレット警部によると、防犯カメラには被害者が容疑者の家に入っていくところが映っていたが、出てくるところが映っていなかった。
 容疑者は家賃を5千レアル滞納しており、警察は金銭問題が殺人に発展したと見ており、9年前に被害者が得た宝くじの賞金とは関係がないと見ている。
 容疑者は母親の車を使い、シルヴァさんの遺体を運んだと警察は推理しており、30日の仮拘留が決定している。
 リメイラ市では2008年にも、シウヴァさんらと共にメガ・セナにかけ、賞金1600万レアルを山分けした仲間の一人が殺されており、一時は二つの事件は繋がっているとの見方も広がっていた。(26日エスタード紙電子版などより)