オンラインで英会話授業を提供する株式会社レアジョブ(本社・東京)が、ブラジルでの事業を昨年から開始している。「ENPOWER」という社名で10月に始動。ブラジル人向けにポ語サイト(www.enpower.com.br)を開設した。
インターネットのビデオ通話を活用し、フィリピン人講師と1対1で英会話のレッスンが受けられる。日本での利用者は40万人で、2014年には東証マザーズに上場。創業者である加藤智久会長と猪嶋イーゴルブラジル担当が19日に来社し、進出経緯を説明した。
「近年のレアル安で留学費用が高くなったため、以前であれば海外留学できた人も、オンライン英会話の利用を検討しているよう」。両氏は現状をそう話し、「日本と同じ普及率を目指す」と目標を語った。
今後の課題について、「まだネット環境が整っていない地域がある。フィリピンとブラジルには大きな時差もあるので、講師と生徒の時間を合わせる調整が必要」と話した。
最も利用者の多い毎日25分コースはブラジル人向けが月額249レアル。在伯日本語話者も同様のコースを月額5800円で受講できる。詳細はレアジョブ(www.rarejob.com/)まで。
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