ラヴァ・ジャット作戦に関するニュースが紙面を独占する状態は今年になって加速するばかりだが、その最中の2月28日、ジョゼ・エドゥアルド・カルドーゾ法相(労働者党・PT)が辞意を表明した。同法相は、渦中のルーラ前大統領やPT党員から「検察庁や連邦警察を野放しにしており、管理できていない」と、「責任」を追及され続けていた。連警や検察は独立機関で、法相も人権上の問題があった時しか口を挟めないのを知っているのか。連日のようにPT絡みの不正が明らかになっていくことで、我が党の腐敗に胸を痛めていたのは当の法相の方のはず。PT側は法相交代で事態を鎮静化させたいところだろうが、捜査を押さえつければ、国民の不信は増すばかりだ。
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2月の月間降水量は、カンタレイラ、アウト・チエテ、グアラピランガの、主要3水系で共に200ミリを超えた。同月は、最初の2週間こそ北伯、北東伯からの熱帯高気圧の影響で降水量が伸びなかったが、中旬からは、昼間も真っ暗になるような豪雨がたびたび重なり、月間平均を超えることができた。本格的な雨季は残り1カ月。次の乾季までにどこまで貯金を作ることができるか。
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2月28日に行われたサンパウロ州選手権、パルメイラスは伏兵フェロヴィアリアに1―2で敗れ、本拠地アリアンツ・パルケのファンを落胆させたが、どうやらフェロヴィアリアは今季の台風の目になりそうな予感。同チームは1週間前もコリンチャンス相手に互角に戦い、2―2で引き分けているし、グループCでは現在、サンパウロを抑えてトップに立っている。
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