サンパウロ市中央ルス駅上部にあり、昨年12月21日に火災に遭ったポルトガル語博物館(MLP)が、サンパウロ州内陸部アララクアラ市で4日から4月2日まで巡回展示会「エスタソン・ダ・リングア」を開催中と4日付G1サイトが報じた。
同展示会は火災後初のイベントで、アントニオ・カルロス・サルチーニ館長は「展示会はMLPが火災後も健在である証拠だ」と語った。
巡回展示は13年~14年も7市で行われた。アララクアラの後は、ピラスヌンガ市に移る。
「展示規模が大きいから、十分なスペースがとれる市を探している。火災後も開催場所やスポンサーが与えられ、展示会を開催出来て嬉しい」と言う同館長は、「展示は非常に中身が濃く、十分興味深いものとなっている」とアピールした。
ルス駅内のMLP本館再建に関しては「現場の清掃や、設備や文書の消毒など、再開準備を進めている」と語った。「再興には多くの作業が必要だが、ロベルト・マリーニョ財団はじめ、様々な国際機関、ポルトガル政府を含む多くの企業や法人からの援助の申し出に大いに勇気付けられている。ポルトガル議会は支援運動を承認した。今は困難な時期だが、我々は非常に鼓舞されて再興に励んでいる。時間はかかるが、最速のオープンを目指す」とも述べた。
アララクアラ市での展示会の詳細は(16)3332・5432へ。
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