NGO「ブラジル人労働者支援センター(TRABRAS)」が実施する日本語教師の派遣事業を通じ、上智大学の学生、坂田彩乃さん(22、東京)と幸田瑞帆さん(21、愛知)が、サンパウロ市近郊サンベルナルド・ド・カンポ市のアルモニア学園で2月から1カ月間、日本語の授業や日本文化のプレゼンを行なった。
2日に来社した坂田さんは大学のボランティア団体「Passarela Arcoiris」に参加し、茨城県常総市水街道の在日ブラジル人の子どもたちを中心に支援活動を行なってきた。大学の専攻もポ語で、カンピーナスサンパウロ州立大学に留学した経験もある。
「これまでブラジルと関わる学生生活を送ってきたので、その集大成にしようと思った」とし、当地の子どもの姿を見て「恥ずかしがらずに積極的に日本語を使おうとする姿が見られた。貴重な体験ができた」と感想を語り、4日に帰国した。
同事業は「子ども達に生きた日本語を届ける」ことを目的にしており、日本から参加を希望する学生を募集し、13年から毎年日系学校に派遣している。
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