ブラジリア連邦区政府(GDF)と法務省は7日、リオ五輪の一部として8月にブラジリアで開催される男女サッカー競技開催に際する警備計画を承認、署名したと7日付伯字サイトが報じた。
GDFは、警備は14年のW杯よりも「より大規模で複雑」になると言った。
「五輪ではW杯より短期間で多くの試合を消化するため、警備はより複雑になる」とマルシア・デ・アレンカル公共保安局長は語った。
W杯では、27日間で7試合が開催されたが、五輪では、10日間で10試合が開催される。
ブラジリア連邦区(DF)の五輪警備作戦は、4月25日、聖火の車列が到着する事で始まる。五輪のシンボルである聖火は、スイスのチューリヒにある国際五輪委(IOC)の本部から直接送られてくる。聖火リレーは5月3日に始まり、翌日は隣の州、ゴイアニア州に移る。
7日にGDFは、レイラ・バロスDFスポーツ・レジャー局長官も聖火ランナーの候補者である事を明らかにした。同氏は96年アトランタと2000年シドニー五輪でのバレーボール、銅メダリストだった。
また、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の未亡人で、人権活動家のグラサ・マシェル氏も、DFを走る聖火リレーの候補者だといわれている。
連邦政府によると、開会式の8月5日には100以上の世界の国と地域の代表者がリオに集う。五輪の国家安全保障コーディネーター、アンドレイ・ロドリゲス氏は、警備計画はテロ攻撃や大規模交通事故なども想定して作られたもので、ブラジルは史上初めて、外国からの専門家も招聘してテロ対策特別センターを運営する事になると述べた。