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「真の多様性学んで」=筑波大から研修生が来伯

 

 来社した筑波大学の学生たち


来社した筑波大学の学生たち

 筑波大学のブラジル海外短期研修生8人が2月26日に来伯。日系三世のウラノ・エジソン准教授が研修生を引率し、8日までサンパウロ総合大学(USP)で社会学や人類学の授業を受けたほか、コチア青年の胡蝶蘭栽培所を見学するなど、日系社会との交流も行なった。新興国における地域専門家を養成するプログラム。
 浅水杏奈さん(教育研究科修士2年)は、日本からブラジルに帰国した小中学生の再適応について修士論文を書いた。今後、サンパウロ人文科学研究所の研修生に応募し、ブラジルの教育について研究したいと考えているという。
 小島彩さん(国際総合学類4年)はスペイン留学時、少数派としての辛さを味わった。「移住者はこの苦労を日常的に経験しているのでは」と、日本の日系ブラジル人の手助けをしたいと思うようになったという。
 国際地域科修士1年でブラジル企業について論文を書いている松野哲朗さんは、「アジアの情報は日本に入ってくるが、南米経済の情報は少ない」と、未知の世界に興味を膨らませている。
 その他の学生らも外国人支援NPOでの経験や、留学先でブラジル人と知り合ったことを参加理由に挙げた。ウラノ・エジソン准教授は「ブラジルの文化や歴史を学びながら、多様な価値観を許容する力を身につけてほしい」と期待を寄せた。

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 筑波大学は海外から留学生を募集する事業「STUDY in JAPAN」を展開中。海外から優れた学生を受け入れることで大学教育の質を高めることが目的で、ブラジルでは日系三世のウラノ・エジソン准教授が担当者となる。11日午後2時からサンパウロ総合大学(USP)で、14日午前10時からブラジリア大学(UNB)で説明会を開催。日本で勉強したい学生には絶好の機会だ。問合せは担当窓口(saopaulo-office@un.tsukuba.ac.jp)まで。