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東西南北

 7日に「サンパウロ市の水危機は克服した」と宣言したジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事だが、その発言をめぐり強い反発を示している人も少なくない。9日付アゴラ紙によると、まだ主に東部で水が出なくなる状況があるという。グアイアナーゼスでは午後2時から午前5時まで15時間にわたり水が出なくなる状況があるといい、イタケーラでも午後7時から午前5時まで10時間断水状態が起こり、サンミゲル・パウリスタでも深夜0時から午前6時まで水が出なくなるという。また、北部ジャサナンでも、週に2回ほど夕方に水が出なくなり、ためた水を温めて入浴しているという。ちゃんと調査してから発言すべきだったのでは。
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 8日、サンパウロ州ポアで、消防士で福音派の牧師でもある26歳の男性が連続強姦の容疑で逮捕された。この男性は少なくとも13人の女性に強姦を働いたとされ、被害者のうち8人が既にこの男性の犯行だと認めている。被害があったのはポアだけでなく、イタクアケセトゥーバやスザーノにまで及んでいたという。犯行の手口はいつも同じで、コートに厚底靴を履いた出で立ちで女性に近づき、銃を持って脅していたという。奇しくも「国際女性デー」に女性の敵逮捕となった。
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 反連邦政府マニフェスタソンを受け、13日にパカエンブー・スタジアムで行われるサッカーサンパウロ州選手権、サンパウロ対パルメイラス戦は、試合開始を午後4時から午前11時にずらして開催される。パカエンブーはパウリスタ大通りからも比較的近いため、その日の空気次第では、午前開催でも心配だが。