13日はブラジル全土で全国的なマニフェスタソンが行われたが、それは国内に留まらず、国外でも起きた。米国ではニューヨークニューヨークのタイムズ・スクエアやマイアミ、テキサス州オースティンなどでブラジル人の集団が抗議活動を行い、イギリスのロンドン、フランスのパリ、ポルトガルのリスボンでも大使館前でブラジル人の抗議集会が開かれた。日本でも、ブラジルでの公演も活発に行っている歌手の今村つばささんが「愛するブラジル民の生活は自分にとっても大事」との気持ちから、自身のフェイスブックでブラジルでのマニフェスタソンへの参加を呼びかけていた。大統領罷免などを求める流れは、はたしてどこまでいくのやら。
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このマニフェスタソンと同じ13日に、サンパウロ市インテルラゴス・サーキットで行われていた国際的ロック・フェスティバル「ロラパルーザ」は、この日に7万5千人、12日と合わせると2日で16万人の動員を記録し、昨年の13万人を上回った。会場内でマニフェスタソンを思わせる動きは目立たず、それを翌日のエスタード紙が「政治無関心派の避難所になった」と皮肉ったが、ウェブ掲載のその記事には、フェス参加者から多くの苦情が寄せられていた。
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13日もサッカーのサンパウロ州選手権が行われ、パウリスタ大通りに近いパカエンブー・スタジアムで午前開催となったサンパウロ対パルメイラスは2―0でパルメイラスが勝利した。かけつけたファンたちは、帰り道がさぞ心配だったことだろう。この日は他にも、コリンチャンスが敵地でボタフォゴSPと対戦、3―0で快勝している。