リオ市警は16日、グローボ局専属女優タイース・アラウージョのフェイスブック(FB)に昨年10月に人種差別的書き込みを行った容疑で、5人を逮捕したと17日付伯字各紙が報じた。
逮捕されたのはペドロ・ヴィットル・シケイラ・ダ・シルヴァ(サンパウロ州)、チアゴ・ザンフォリン・サントス・シルヴァ(バイーア州)、フランシスコ・ペレイラ・ダ・シルヴァ・ジュニオル、(サンタカタリーナ州)、ガブリエル・サンピエトリ(パラナ州)、ウィリアン・ドス・サントス・トリスチ(南大河州)で、サンピエトリ容疑者は昨年12月に少年ポルノ画像所持で自宅禁固刑を受けている。
リオ市警アレッサンドロ・ティエルス警部によれば、容疑者らはネット上で芸能人を攻撃するグループを作り、全国各地からのFBやスマートフォンのアプリを使った中傷投稿を行っていた。このグループはグローボ局女優のシャロン・メンデスやクリス・ヴィアンナ、同局ジャーナリストのマリア・ジュリア・コウチーニョさんへの中傷を行った疑いもある。
ティエルス警部は「彼らは有名人を中傷する書き込みをすることで〃悪目立ち〃することが目的だった」「彼らのグループ名をここで言う事はしない」とし、「調査はこれでは終わらない。中傷書き込みが行われたページの管理者の追跡や、新たに書き込みを行った者の逮捕の可能性も否定しない」と続けた。
タイース・アラウージョは「当局による継続的な捜査で逮捕に至ったのは重要な事。黒人へのこうした犯罪が野放しにならないことを望む」との声明を発表した。