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1940年開場、50年にはW杯も開催した由緒あるスタジアム(Rafael Neddermeyer/Fotos Publicas)
1940年開場、50年にはW杯も開催した由緒あるスタジアム(Rafael Neddermeyer/Fotos Publicas)

リオ州伝統の一戦サンパウロで=〃フラ×フル〃パカエンブー開催=五輪のためマラカナン改修で

 サンパウロ市を象徴するスタジアム、パカエンブー・スタジアムで、今年最初に最も多く観客を集める試合が、リオ伝統のクラシコ〃フラXフル〃(フラメンゴ対フルミネンセ)になろうとは誰が予想できただろうか。
 20日にリオ州選手権の一環として行われるこの試合のチケットは17日から発売が開始されたが、初日としては異例の1万枚を売り上げたと18日付エスタード紙が報じた。
 チケット販売は試合当日までサンパウロ市内各所で行われるが、チケット販売枚数は既に、同スタジアムでサンパウロFCが試合を行ったサンパウロ州選手権の9試合中4試合の記録を上回っており、リベルタドーレス杯での2万6千枚(対ザ・ストロンゲスト戦)や、3万2千枚(対セサル・バジェホ)に並ぶか上回る勢いだ。
 試合のチケットは3万7千枚用意され、入場料収入は2チームで折半される。
 パカエンブー・スタジアムで〃フラ×フルが行われるのは1942年以来74年ぶりのことだ。
 「試合には多くの観客が集ると思う。もちろん入場料収入にも期待している」と日曜の試合でホームゲーム扱いになるフラメンゴの会長はエスタード紙に語った。
 普段使われるリオのマラカナン競技場は8月のリオ五輪に向けて改修工事が行われており、それがリオ州選手権に影響を及ぼしている。
 今年最初の〃フラ×フル〃はブラジリアのマネ・ガリンシャ・スタジアムで行われた。フラメンゴは今後も主催試合をパカエンブー・スタジアムで行う可能性を否定していない。