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サンパウロ市北部=Vale社の元社長犠牲に=プロペラ機墜落事故発生

墜落事故直後の現場の様子(CBPMESP (19/03/2016) PMESP)
墜落事故直後の現場の様子(CBPMESP (19/03/2016) PMESP)

 19日午後3時20分頃、サンパウロ市北部のカンポ・デ・マルテ飛行場近くの住宅地に小型のプロペラ機が墜落し、操縦士を含む7人全員が死亡する事故が起きたと20、21日付伯字各紙が報じた。
 犠牲者の一人は、鉄鉱最大手Vale社の元社長、ロジェール・アギネリ氏(56)で、同氏の妻のアンドレア氏、娘のアンナ氏とその夫、息子のジョアン氏とその恋人、操縦士のパウロ・ロベルト・バウー氏の計7人が亡くなった。
 近隣住民の証言によると、離陸直後、エンジン故障によるものと思われる爆発音が2回聞こえ、高度も通常より低かったという。飛行場の管制官には墜落前に急を知らせる連絡は入っていない。離陸は飛行機が平常に飛行するために最も重要な瞬間で、その時のエンジン故障が事故につながったと見られている。
 墜落機はアギネリ氏身が購入したテスト機で、最新の機材搭載の近代的な機種だが、航空事故の原因調査に重要な役割を果たす、フライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)の2種のブラック・ボックスは搭載されていなかった。 今回の事故を受けて、ネルソン・バルボーザ財相は「アギネリ氏は、Vale社が世界有数の鉄鉱会社に成長するための礎を作った人物」とし、ジウマ大統領は「アギネリ氏は並外れた経営手腕の持ち主だった」とそれぞれその死を悼んだ。
 なお、飛行機が墜落した民家は3階建てで、墜落後の爆発で車などの被害は出たが、住民は軽傷程度で逃げおおせた。

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