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「慰問は使命」里見流家元ら=サントス厚生ホームで公演

マイクを持つ里見香華さんと新内さん(後列左から2人目)

マイクを持つ里見香華さんと新内さん(後列左から2人目)

 文協大講堂で6日に開催された『日伯交流・歌と踊りの祭典』のため来伯した、里見流家元と新内枝幸太夫さんら一行。翌7日早朝には、芸能プロダクションの藤瀬圭子さんの案内で、サントス厚生ホームへ慰問公演に向かった。
 「福祉施設の慰問は私の使命」という家元の里見香華さん。早朝から入居者が支度して待機していた同ホームで、大歓迎を受けた。
 土井セルジオ同ホーム運営委員長と、伊豆味リカルドホーム長の出迎えを受けて公演開始。里見さんの挨拶に続き、名取である里見華舟さんが「関東春雨傘」、里見華福さんが「じょんがら女節」を熱演した。
 歌手の新内枝幸太夫さんが弾き語りで都都逸など数曲を披露、新内流名取の篠崎芳子さんも心に染み入るような美声で歌い上げた。
 途中、新内さんらは入居者に言葉をかけながら花束や日本からのお土産を手渡した。
 最後に新内さんが新曲「今夜はマンボ」を鍛え磨かれた喉で歌い、拍手喝采を浴びながら1時間のプログラムが終了した。
 「また来年来ます」と言葉を残し、当日の午後10時、一行はグアルーリョス空港から帰国の途に着いた。