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ブラジル失業=2月だけで10万人超失職=92年の統計開始以来最悪=公共行政部門だけが雇用増

 長引く不況の中、2月の正規雇用者数は10万4582人のマイナスを記録したと23日付伯字各紙が報じた。
 この数値は2月としては、労働社会保障省が統計を取り始めて以来、25年間で最大のマイナス幅だ。昨年2月は2415人のマイナスだった。
 2月の全就労失業者台帳(Caged)の結果は、市場の予想を大きく上回り、不況の深刻さを表している。「正規雇用者数の減少は予想の範疇内だったが、規模が大きすぎた。2カ月続けて10万超のマイナスになるとは」と、教育調査研究所(Insper)のエコノミスト、オットー・ノガミ氏は語った。
 「今回の結果は景気の冷え込みの現状をよく表している。市民の購買力が低下し、企業の売り上げも低下、投資は後回しにされ、新規採用は行われない。政治の動向に関わりなく、消費者や被雇用者の信頼感の回復や、新たな外国投資の流入には時間がかかる」と投資コンサル会社、RCコンスルトーレス社のエコノミスト、チアゴ・ビスクオーラ氏は分析する。
 失業者が一番多く出たのは商業部門で、5万5千500人の雇用喪失を見た。この数値は就業者の数と失業者の数を差し引きしたもので、歳末商戦のために雇用された人員が解雇されたことが原因だ。この数値も1992年以来最悪だった。
 「商業部門でこれほど悪い数値が出た意味は大きい。これまでは雇用が減っても、せいぜい3万人だった」とLCAコンスルトーレス社のファビオ・ロマン氏は語る。
 景気動向を探る指標となる民間建設部門は、2月も1万7千100人の正規雇用者減で、17カ月連続で失業者数が就業者数を上回った。
 ほぼ全ての産業分野で失業者数が、就業者数を上回る中、公共行政部門は就業者数が失業者数を8500人上回った。

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