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痩せるための胃の手術増加=肥満増加と新技術の開発で

 2015年に胃を小さくする手術を受けた人は9万3500人に達し、8万8千人だった14年より6・25%増えた。
 156センチで98キロあったという公務員のエウジェニア・フォンセッカさん(42)は、2年間調べた結果、今やらなければと決断、15年2月に手術を受けた。
 フォンセッカさんはいつも平均体重を上回り、色々な方法で痩せようとしたという。にっちもさっちもいかなくなったのは2人目の子供を妊娠した時で、71キロだった体重が30キロ増えた上、ちっとも痩せない。
 肥満のせいで血圧が上がり、糖尿病も併発したフォンセッカさんには、9歳と6歳の子供と遊んでやる事さえままならなかった。靴を履くには座らねばならず、酷い喘息にも悩まされた。
 そんなフォンセッカさんも手術後は42キロ痩せ、目標だった56キロになった。手術を受けても食生活が変わらない人もいるが、フォンセッカさんは栄養士の指導も受け、野菜や果物を中心とする食療法を続け、目標としていた体重を保つよう努力している。
 近年のブラジルは、米国などの先進国並みの長時間労働となり、スポーツやレクリエーションなどの時間もろくにとれない人や、ストレスに苛まされる人が増えている。
 運動不足やストレス、誤った食生活などが原因で、ブラジルの成人人口の52%は適正体重を超えており、肥満とされる人も17・9%いる。
 胃を小さくするための手術は、体重を身長の2乗で割った数値が40以上(高血圧等の病気も起こしている場合は35以上)で、他の方法を試したが痩せられなかった人だけに認められる。
 手術を受けても、食生活を含む生活様式が変わらなければ元の木阿弥となるため、医師や栄養士の指導を受けながら、生活全般を改善する努力も不可欠だ。
 13年は11%、14年は10%増えた手術が15年は6・25%しか増えなかったのは経済危機のせいと見られ、16年の手術数の伸びは15年以下になる見込みだ。
 だが、痩身のための手術は15年に正式な医療科目の一つに認められており、公立病院に同手術に特化したセンターを開設し、(医学部卒業後すぐの医師を対象とする)研修制度を導入しようという動きも起きている。(20日付エスタード紙及び23日付グローボ局ニュースより)

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