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513人中71人が党移籍=下院の勢力図が微妙に変化

 下院では、2月18日から30日間の期間限定で党移籍が行われ、513人の全議員中、13・8%に当たる71人が所属政党を変更した。
 議員達は既存の政党所属を原則として選ばれるため、通常なら政党を代わる事は、選挙時の大原則に反するとみなされるが、「ジャネイラ・パルチダリア」と呼ばれる期間中は所属政党を変更しても、議席を失ったりする心配がない。
 この期間中に移籍する議員がいる事を見込み、今年の下院は、例年は2月に行う各委員会の構成メンバーの変更を見合わせていた。各委員会の構成メンバーは、政党毎の所属議員数に基づいた比率で決められる。
 今年の下院の場合、議員数が最も減ったのはブラジル女性党(PMB)で、20人いたのに19人が離脱、加入ゼロで1人だけになった。
 同党以外で議席が減ったのは、民主社会党(PSDB、加入0、4人離脱で4人減、以下、+-=で表記)社会秩序共和党(PROS、+3-7=4人減)、ブラジル社会党(PSB、+0-3=3人減)、ブラジル労働党(PTB、+1-4=3人減)、全国エコロジー党(PEN、+0-1=1人減)、連帯(SD、+2-3=1人減)、キリスト教労働者党(PTC、+0-1=1人減)、国家動員党(PMN、+0-1=1人減)の各党だ。
 増減がなかったのは、社会民衆党(PPS)労働者党(PT)、緑の党(PV)、リベラル自由党(PSL)の4党で、いずれも1人加入、1人離脱だった。
 民主運動党(PMDB、+5-4=1人増)、ブラジル共和党(PRB、+3-2=1人増)、民主労働党(PDT、+4-3=1人増)、ブラジル労働党(PTdoB、+2-1=1人増)、社会民主党(PSD、+6-4=2人増)、家庭社会党(PHS、+4-1=3人増)、共和党(PR、+9-4=5人増)、国家労働党(PTN、+9-2=7人増)、進歩党(PP、+10-2=8人増)の各党は、議席を増やした。(21日付G1サイトより)