サンパウロ州政府が州立校の教員に行ったアンケートによると、92・6%は、給与調整より、生徒、児童の成績次第でのボーナスを望んでいると1日付伯字各紙が報じた。
政府は教員達に、一律2・5%の給与調整か、成績に応じたボーナスかのいずれかを選ぶように提案し、3月29日~31日にアンケートを行った。対象となる教員は、退職者も含め、40万人を数えるが、回答者は4万4400人だった。
サンパウロ州政府は今週、財政危機と、他の労組の要望に応える必要を理由に、ボーナスを廃止して、一律の給与調整を行うと発表していた。教員達の給与は、過去最大の90日に及ぶストライキを行った後も18カ月間、調整されないままだ。
3月31日、カンピーナス市の教員は市内中心部でボーナスと給与調整の両方を求めてデモ行進を行った。3月30日にはリベイロン・プレット市の9校の教員が、抗議のため業務を放棄した。
教育局はまだ、給与調整かボーナスのいずれの形を取るかを決める期日を決めていない。毎年3月に支払われていたボーナスの支払いは、08年の制定以来初めて遅延される。サンパウロ州政府は、5億レに及ぶボーナスを財源としなければ、給与調整は不可能だとしている。