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東西南北

 下院でジウマ大統領罷免に関する動きが進むのと並行して、いろんな主張が外で行われている。最高裁のアウレーリオ・メロ判事は、エドゥアルド・クーニャ下院議長に対し、シジ・ゴメス元教育相から出されたミシェル・テメル副大統領の罷免請求を受け付けるようにとの命令を下した。一方で、10年、14年の大統領選で健闘したマリーナ・シウヴァ氏や、レナン・カリェイロス上院議長は、大統領罷免ではなく、大統領選挙を18年より早めて行うことで解決を求めることを呼びかけている。何が最良の道かはわからないが、国を正常に機能させるためにも、早めの解決を求めたいところだ。
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 5日朝、サンパウロ市内で運行している学校の送迎バスが市西部のオタヴィオ・フリアス・デ・オリヴェイラ橋に集結し、同市南部ヴィラ・マリアーナ区の市教育局前まで一斉に移動、教育局前では午後2時まで抗議行動を継続した。このデモは市役所と契約を結び、生徒たちを送迎する無料バスの運転手たちが、市役所側が今年に入って彼らへの手当てのシステムを変えたことに抗議する意味で起こしたもので、市北部、東部、南部では車椅子を必要とする子供の足にまで影響が出た。早めの解決を願いたいところだ。
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 5日に行われたサッカーのリベルタドーレス杯で、サンパウロは本拠地モルンビで行われた対トルヒジャーノス(ベネズエラ)戦を6―0で圧勝した。特にアルゼンチン人ストライカー、カレリは4点を奪う大活躍を見せた。サンパウロはグループ1の暫定2位に浮上。16強トーナメント進出に望みをつないだ。