バイーア州内陸部バレイラス市からさらに30キロ離れたサンミゲル農場は2日、祝祭ムードに包まれた。〃1世紀おじいちゃん〃と親しみをこめて呼ばれるロゼンド・リーノ・デ・ソウザさんが114歳の誕生日を迎えたのだ。
元農家のロゼンドさんの身分証にはしっかりと1902年4月2日生まれと記載されていて、114歳の年齢は証明されている。長い人生で髪が薄くなった事を除けば、特に不満はない。
1世紀を超える人生の中、ロゼンドさんは、直系家族だけで、子供11人、孫42人、ひ孫60人、玄孫31人で計144人という大家族を築き上げた。一番年上は80歳の息子だ。この大家族は、1933年に結婚し、先に亡くなったベルトゥリーナ・ソウザさんとの間に産まれた実だ。
ロゼンドさんは3人の子供達と一緒に住んでいる。耳が遠くなり、自分から話すことはほとんどないが、足元はしっかりしており、自分の誕生日も手を打って喜んだ。
「みんなで父の食事を作ったり、シャワーを浴びせたり、服を着替えさせたり、水を飲ませたりしているわ。すごく気遣いながら世話をしているのよ」と誇らしげに語るのは、娘のフランシーナ・ソウザさんだ。
ロゼンドさんの子供たちは、長寿のための秘訣はないと口を揃える。ロゼンドさんはとりわけ気を使った食事をしていたわけでもなく、自家栽培の煙草で作ったタバコも吸っている。
114歳の誕生日には、娘や嫁達がケーキを作り、皆で歌を歌い、楽しいパーティーを催し、ロゼンドさんが一番よろこぶやり方で祝った。
嫁のイラン・デ・オリベイラさんは、「義父の歩みを心から誇りに思っている」と語った。
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